靴づくりについていろいろ考えているが、それほど資本もないのでたくさんの革で作るのも難しい。
主材として1種、副資材として2種くらいがいいところで、場所によって変えるとか行ったことは今のところ考えていないし、基本的に手縫いになるから設計段階で縫い目を少なくするとか行った貧乏くさいこともしないといけない。
ちなみに木型は今週届きそうだ。
A案
2㎜+0.8㎜
牛革と全面豚革ライニング
ライニングを牛革にするのもアリ
多分一般的にはこういう感じ
B案
3.5㎜
総牛革でライニングなし。かかとの一部だけカウンターを隠すために0.8㎜くらいの革を1枚張る程度
作るのが楽そうだが総コストは少し上がる
C案
2.5㎜
B案の薄手のやつ
コスト最安で作りやすい
つま先が突き破れないギリギリの厚さだと思う
D案
2.0㎜+0.8㎜
鹿革がなかなかいい感じだったので使ってみたい
ということでその適当な鹿革が2㎜だったからコレ
漉を入れてもらえば1枚革で行ける説
材料の観点ではこういった案になってる。
B案かD案を採用したい気持ちが強い。
ただ、鹿革で問題があるとすれば鹿は扱ったことが無いところ。
どれくらい伸びるのかとかもよくわからないし、考えてた牛よりかなり柔らかいから工法も考えながらになってしまう。
癖がつくのかとかも未知数。
材料以外ではこうなった。
・14ホールで6インチシャフトのブーツ
・外羽根袋ベロ
・ハンドソーン
・レザーシャンク
・ノルウィージャン?
・360ウェルト
・ダブルソール+ハーフラバー
前回の投稿からはシャフトが伸びたのと縫い方が違う感じ。
ノルウィージャンとステッチダウンではアッパーが外に倒れるか内に倒れるかの違いしかないという認識。
純粋なステッチダウンだったら中底がそのまま外に出る感じだけど文献によってちょっと違うよね。
色々混ざってる感じがする。
だから〇〇式ステッチダウンみたいな感じでメーカー次第で変わってくるんだろうな
まあとにかく外に折り返さない方向で行こうかなと。
理由としてはつりこんだ後革を戻す行程が邪魔かなって感じ。
それとどちらにせよ横縫いと縦縫いが必要になるからだな。
正直アッパーより底付の方に興味がいってるからこの辺も変に手の込んだものになりそうだ。
こういう感じでいこうかなと。
こうすればぱっと見はストームウェルトに見えるかなってところ。
コレでアッパーを外に折り返すとさらにソールが厚く見えるな。
やっぱ折るか。
ウェルトを折り返してるのはホワイツリスペクトだけどこれは別にどっちでもいいな。
帯革を折るのが180度なのか90度なのかの違いでしかない。
で、サイズ。
足長:265
足囲:260
足幅:115
に対して木型は
足長:265
足囲:260
足囲を大きめにオーダーしてるのは幅でオーダーできないのと、盛るより削る方が楽だから。
加工を前提にベースとして注文した。
足に問題があるのであまり足幅を削りたくないので結局盛ることにはなると思うが、
多分ほとんどいらないんじゃないかな。
体重を抜いたときに105㎜くらいまで幅が狭くなるから107~110くらいの幅に収まればいいな。
あとは既成靴のほとんどで甲が余るから踏まず~甲のあたりは狭めてやってといろいろと加工するつもり。
装具屋さんに話を聞けたら面白いよなあ。
色々調べてたら中底のサイズベースでUSサイズは??みたいな表が出てきて、
それを見るとアメリカ靴だと9.5EEEか10EEあたりがちょうどよいらしい。
本当??まあ大体あってるか。
9.5EEEEか10EEEだったら自分の足でもよさそうだな。
まあこんなんも型次第ではあるが。
平べったい足に対応した木型作ります!
ってな感じ。
さて仕事だ。