特段参考書とかもなく、先人の記事やらを見て始めた靴材料集めだが、木型が届いたので調整を始めた。
ミシンはまだ見つかっていない。
それについてはとりあえずは木型の調整をして、並行して探していこうと思う。
調整だが作るものがワークブーツ風なものということでシャフト分フィッティングを緩めに作ってもまあ履けるだろうという算段でそれほど絞り込まないつもりで始めたのだが、いつの間にかかなり削り込んでいた。
ベースはトミヅカさんとこのMT1517BTという品番のもの。
ふまず部分をどうするか悩んである程度削った段階でコレ。
この後もっと削った。
足幅が広いので調整と思ったが、小指が真っすぐすぎる問題の調整が主で、6~7㎜ほど小指側を延長してつま先につなげていく感じ。
幅は広いが甲は低い。
ゴムのりで適当なヌメ革の在庫を張り付けて包丁で切り取っていった。
どれだけ漉いてもやはり隙間はできるしそれっぽい形にしかできないので後日パテを使うつもり。
この後塗った硬化剤の溶剤成分でゴムのりが緩んで取れてしまったから今日のつま先調整は失敗に終わった。
形としてはまずまずにできたので、パテ研ぎでどうにかなる感触は得られた。
ただ、密着が悪い樹脂なようなのでなにがしかのプライマー処理が必要になりそう。
ハンマーでたたく工程もあるからポリパテで良いのか?という疑問もある。
おそらくは革とゴムのりが良いのだと思う。
違う銘柄の接着剤と硬化剤を買ってきて試そうかなとも思うが、仮靴を作るのにはとりあえず滑らかな表面が要ると思うから次はパテを試してみようと考えている。
釘さしたら一発で割れる気がするが。
あとは適当なペーパーを買ってきてもう少し表面を滑らかにしようと思う。
意外と手元にペーパーが無かった。
サンディングブロックも買って来よう。
というわけで今日の作業はおしまい。
ベンズ材を買ってきて底とかかとを作って、適当なテストベッドを作ってみようと思う。
先は長い。
ミシンは伝手を使って借りれたりしないかとか業者に話を聞いたりしたが、まあやはり買ってしまったほうが早いので何社かにさらに踏み込んだ話をしてみようと思う。
工業用ミシンは納入業者がキモで、どうやってシステムを組んでいるのかという部分は業者次第だということは分かった。
普通のミシンでも業者を選んだほうが後々楽だということも分かったし、今まで気にしなかった送りの方式なんかも勉強できた。
とりあえず一台買ってみて感触を確かめたい気持ちでいっぱいだ。
こういう話を仕事仲間にしたら、刑務所の作業所にいても違和感ないとか、〇〇は良いぞとかいろいろな感想を貰って面白かった。
靴を作りたいのでムショ行ってくるとか、雑煮を食べたいから年末に自首しに行く爺さんの話を思い出したよ。
おやすみ。