ドワーフがたまに書くアレ

ドワーフの日記

盆の残り香

 もともと病気なんだけどどうも今年はいつもよりひどい。

というわけで年始に失敗したダナーをリベンジした。

 

記事のまとめ

1、ダナーのスーパーレインフォレストを購入した

2、ちょっとしたディテール写真とボヤキ

3、プレメンテ

4、ちょっと履いた感じ

5、レビューまとめ

みたいな流れで書いていこうかなと思うが途中で脱線するに違いない。

 

☆また買った

 

スーパーレインフォレスト

 ダナーのリベンジ企画。

急なんだけど先日のポストで10.5EEがいけるんじゃないかという仮説を検証したくなった。

先日のポストの通り小指の縦寸が足りれば履けるだろうというところ。

大体5万円くらいで買えたが、失敗するには痛めの値段なので清水舞台ではあった。

一応いろいろとリサーチしたが主流のモデルではないから英語やスペイン語や果てはロシア語の動画やレビュー記事を読み漁った。

 購入動機としては

・日本で被らなさそう

・黒い革のワークブーツが欲しい

・5と6インチのシャフトはあるが8インチも試したい

ゴアテックスライナー

・タンクソール

・たまたまクーポンとかが使えた

・マウンテンライトを友人に渡せたから空きができた

といったところ。

 ちなみに輸入代行ショップさんだと10万円から12万円なのでそれと比べたら安かった。

定価としては450~500ドルらしいので今の為替からすると7~8万円か。関税かかったら10万円でも利益は少なそう。

たまたま見つけた10.5だったので逃す手は無いかなと負けが込んだギャンブラーみたいに熱くなってしまった。

 

☆付属品とディテール

インソールが付属してるタイプのダナー

 オルソライトとかそういう感じの素材じゃなくてなんだろうな、ベタっとしてる感じ。

高反発な感じだけど柔らかい。

みにくいけど立体成形でアーチサポートがある。

もっと硬くていいんだが。

この段階でやはり細すぎるよなという感じはした。

 

 続いてフォルスタン

3㎜くらいのクロム革で硬さはベンズって感じ

 こう、普通のフォルスタンってこんなに硬いん?っていう印象。

先っぽの裁断が甘いので毛羽立ってるのもメリケン感あって良い。

処理した。

上手に使えばサイズ調整が出来そう。

唯一柔らかいタンの上にかぶせるからちょっと不思議な気持ちになる。

全く見慣れない物体。

 

 後ろから見たところ

真っすぐすぎるバックシャン

 トリプルステッチで頑丈ですって動画で言ってた。

ループのところも2.5㎜くらいあってマジで硬い。

ライニングもいつものダナーのゴアテックスでゴワゴワテックス。

かなりいかつい。

全く曲がらない。

特にヒールカウンターの上はすごい。

全く変形しない。

こんな革があるのかというレベル。

ワークブーツ界では当たり前なのだろうか。

ゴム長より硬いし、全体がレザーソールでできてるみたいだ。

底も全く曲がらない。

踏み抜き防止でも入ってるのかというレベル。

ループも硬い。

硬くてもループをつかんで履くとちぎれるらしいからこれは保管時につるしたりとかそういう使い方なんだろうね。

 

☆プレメンテ

 ワークブーツのプレメンテなど女々か?と言われそうだが割かし大事に使いたいのでやった。

革がさ、長期在庫だったのであろうことがうかがえる乾き具合だったから。

 まずツーフェイスローションで汚れがとれるか軽く吹いた。

多少染料と油性のクリーム汚れがついていたように見えた。

 油はどれくらい入るのだろうかとタピールでも拭いた。

若干しっとりしたし、少しだけ汚れも取れた。

 表面が落ち着いたところでデリケートクリームを塗ってみたがぐんぐん吸うのでびっくりした。

塗布して5分ほど置いてからブラッシングしようと思ってもう片っぽに塗ってる間に全部吸われてた。ビックリした。

 で、ワークブーツにはホースオイルかなと思ってマスタングペーストとちょっと入れてみたが油も吸った。

どれだけ吸うんだろうってくらい。

これはあんまり吸わせすぎても良くないからすぐふき取ったけどね。

それだけやっても革はガチガチ。

分厚いから仕方ない。漉いてあるところでも1.8㎜くらいある。

 最初のうちははやいところ曲がるようにしたいからデリケートクリームを適宜入れていこうかなというところだ。

今回は水油水油と入れたんだけどどちらかというと水分が足りてない乾燥具合だった。

こういうなめし方なのかもしれないが。

それほど光らせようというという気もしないのでシュプリームクリームは使わなかった。

ステッチをなるべく白く保ちたい気がしてるので入れるとしてもカラレスかな。

吸うのが早すぎて写真が無い。

そして多少表面がしっとりした程度で基本的な質感は1枚目と変わらなかった。

 

☆履いてみた

 さて足入れの時間だ。

 

かってええええええ

マットな感じで良い。ふくらはぎ太すぎマンなので8インチは微妙かな。

 サイズは10.5EEで610ラスト。

マウンテンライトとかライトとかは650らしいので少し違うみたい。

一応つま先に余裕があるタイプだよって話だったけどね。

それは間違いなかった。

9.5EEのマウンテンライトだとトゥキャップ自体が細かった。

だから自分の足を入れるとそれより後ろが急に広がるような形で全く足に合わなかった。

 しかし今回は検討に検討を重ねてサイズアップしたのとつま先の幅のおかげで俺の足でもちゃんと入る。

ただ、全体としてやはり細い。でもサイズなりにかかとは大きい。

 結論としてはまあ、ダナーのラストは基本的に俺の足には合わないということが分かった。

EWならどうなんだ???もう試さんぞ多分。

 しかしこの10.5EEだと何とか履けるし、慣らしていけばどうにかなりそう。

とりあえず付属のインソールは何となく心地悪かったので取り外してシダスのシティプラスを入れた。

薄くなった分でボール周りはだいぶ楽になった。

小指を含めてつま先は自由に動くし、ソールからはみ出てない。

これな

 先日の図を使いまわすがちゃんと左の状態どころかなお余裕がある感じ。

10.25とかあったら完璧なのではなかろうか。

つまり良い感じってことだな。

長距離を歩いたときにどうかというところは置いといてボールに多少の締め付けこそあれいい感じ。

週末に履き下ろしてどういう感じかまた考えてみよう。

今のところ小学生の長靴みたいな感じだ。

はやくかかとがついてくるようになればいいな。

 まだおろしてないから屈伸すらできない。

硬すぎる。前にも後にも曲げられない。

80㎏でコレとかもうこの靴120㎏くらいないと無理だろってレベル。

 

☆まとめ

・ソールの面積がきちんと足をカバーしていれば多少ボールが締め付けられても良い。

・ダナーはEEでも細い。ホワイツより10パーセントは細い。トリッカーズのフィッティング5より細い。何となくプーマとかと同じ感じがする。プーマの靴だと自分は28.5とか29で具合がいい。

 

余談①

ざっくりした足のサイズ 長さ265~270 幅110 囲260 疲れるとアーチがつぶれるタイプ

 

ホワイツ 

セミドレス セミドレスラスト US10EE 

つま先に少し余裕がある

 

ダナー 

スーパーレインフォレスト 610ラスト US10.5EE 

幅が少しキツイがちょうどいい範囲

 

トリッカーズ 

ストウ フィッティング5 UK10 甲が余るがほぼピッタリ

 

メレル 

カメレオン US10EE 

完全にピッタリ

 

メレル 

モアブ3ワイド US10EEE 

つま先めっちゃ余裕ある

 

スコッチグレイン 

アシュランス 26.5 

羽根が全閉じでピッタリ

 

スコッチグレイン 

ブリックカジュアル 26.5 

厚手の靴下でも羽根全閉じで甲が少し緩いが、

小指の縦寸がちょっと足りないけど許容範囲

 

ナイキ 

ACG 28.0

ピッタリ 思えばこいつが最後に買った黒い靴だったと思う。あ、アシュランスが最後か。

 

ザンバラン

フジヤマNWGT JPフィット 46

上下方向に余裕がある。

捨て寸は18㎜~20㎜くらい合って登山用にはバッチリ。

45でもよかった説はある。

 

 といったところ。

幅広甲低タイプの足でスクエア型みたいな人には多少参考になるだろう。

 

 

余談②

 調整した木型にインソールをあてがったら1㎝くらい小指側が小さかった。

それくらい大きさが合わない感じはあるが、シダスで横アーチを補正してやるとちょうどいい具合になる。

9.5の時みたいに小指の縦寸が足りないということもない。

 親指の先はキャップに差し掛かったくらいのところにあるからまずまずジャストサイズだと思う。

内寸としては285㎜なのでやはりこれもスニーカーサイズで合わせて問題ない。

公式の表によればボール幅は4.4インチとなっているがどうもそれはアッパーの外寸っぽい。

 シャフトのトップのところで40cmほどあるので部屋の中で足踏みをするとずり下がる感じはする。

その先が50㎝程まで膨らんでるから仕方ないね。

 

 フジヤマのソールが柔らかく思えるくらい硬い。

20㎞も歩けばいい具合になるだろう。