ドワーフがたまに書くアレ

ドワーフの日記

出物

 先日の記事でトリッカーズは買うと決めたと書いたがもう買ってた。

もうブーツは増やさない所存。

さあて消防で使ってたブーツもぼろくなってきたからダナーのスーパーレインフォレストでも買うか(健忘)

 

訳アリ新古品

 いつも通りきったねえ机なんだけどまあそれは置いといて箱がまずかっこいいね。

スコッチグレインと似たような質感の箱だね。

何やら良い感じのネル生地

 ネル生地のようなフェルトのようななんかよさげな手触りの生地に包まれて

シャフトに長期保管のシワ

長いこと保管されてたのか皴が寄ってるけどまあこんなもんすぐつくやろっていう。

保管袋とかいうよくわからんもの

 のと保管袋っつー巾着が二つ。

これだけで1000円くらいはしそうだね。

んでちゃんと逆足

 ちゃんと右と左で入ってる。両方右とかいうオチはなかった。

新品やないかという印象しかないが、コバにちょっとしたへこみとつま先に小傷、さっきのシャフトのシワ以外はかかとに少し皴があったかな程度。

ソールは全く汚れてないから箱ごと流れて長期保管されてたものだと思う。

45000円くらいで買えたのでお買い得だった。

 色もエスプレッソが欲しいと思ってたのでピッタリ。

サイズはいろいろ悩んだけどUK9.5のフィッティング5でUS10でいうとD~Eウィズ。

スコッチグレインと似たようなサイジングだったら26.5であるところのUK8か8.5あたりを選ぶべきだったろうが、スコッチでも26.5だと小指側の長さが少し足りないというところでUS10相当のUK9.5を選ぶという超理論を立てて買った。

通販だが予想通りピッタリと言えるサイズで良かった。

ネタとしてはもっとクセのある字がよかった

 5624木型の10?ストウの9.5の5?

959996ってのは製造番号なのかな。

ライニングは何やら汚れがいくらかついてるけど許容範囲よね。

 

 早速プレメンテでライニングはツーフェイスローションで掃除。

結構仕上げに蝋が塗られてる感じ

 一撫で二撫ででめっちゃ取れた。

特にメダリオン部分は蝋が固着してて綿棒で取ったが取り切れなかったので追わずに終わり。

まずまずでは

 つま先のメダリオン部分が濃いのはおそらくコバからクリームなり蝋なりが染みた結果だと思う。

使ってるうちになじんでいくでしょう。

捜してたダイナイト

ホコリがついてるけどそれは置いといて減ってない。

しいて言えばヒールのMADE IN ENGLANDみたいな字が薄い。

多分金型不良じゃないかね。

雨の日も履きたいから第一希望がダイナイトで第二希望がコマンドだったんだけど、たまたまダイナイトで良かった。

減りが早いらしいからサクッと終わらせてダブルミッドの上にビブラムのトレントとかを貼り付けたい所存。

 

 革質は肌理は細かいけど結構いかつい硬さ。

プレメンテでライニングは極潤ドバドバ、外はブートブラックのデリケートクリームを吸わせた後シュプリームクリームで仕上げ。

ワックスは使わずに一旦終わりで履き下ろしまち。

夏に履くのか?履くぞ。

寝巻で厚手の靴下とブーツっていう海パン刑事みたいな感じに。

 厚手の靴下じゃないと靴擦れする人多そうだよねって感じだった。

多分薄い靴下だとくるぶしとかかかとが負けると思う。

この靴下で靴擦れしたことないから大丈夫だと思う。

ただ、タンが硬いからそこは擦れそう。

 

 んじゃまあ所感

・サイズ感

 通販で買う人はいろいろ探してると思うが、参考にならない程度のサイズ感を書いておく。

これがね、別に難しいことなくてスニーカーと同じでいいよ。

中のつま先までの長さが280㎜なので、足が26.5の俺が15㎜くらいの捨て寸をとれてるから。

 幅に関しては広め。で、コレでコルクが沈んでハーフサイズ上がるみたいな感じだけど、大きくなるのはガースだけなのでびっちびちを目指さないとか幅狭すぎる自覚がある人はハーフダウンって程度。

同じようなサイズ感でいうと

ダナー10.5EE

ホワイツのセミドレス10EE

スコッチグレイン27EE

メレルUS10EE

ナイキやコンバースだと28.5か28あたりの微妙なところ。

 

 んでどこみても1サイズダウンとか言うけど、内反小趾の人ならそれでいいと思う。

ガースは確かに大きめだからそれでいいと思うが、小指真っすぐマンはスニーカーサイズでOK。

かかとは外国の靴にしては小さめだからあまり気にしなくても良いと思う。

自分の足は幅に対してかかとが小さいから、日本製のスコッチグレインでも遊びそうなくらいかかとが緩いんだけどこれに関してはピッタリ。

ある程度はカウンターの芯材が広がると思うから長いこと履けばなじんできそうな感触はあるけど、よっぽど大丈夫だと思う。

なんせかかとはかたい。

かかととかかとの前、くるぶしあたりでフィッティングしてつま先は楽って言う思想を感じるので、ふまずより前は緩くて良いと思う。

 

余談

 甲の高低で話が変わってくるかな。

自分は甲低めなんだけど、二の甲ってボールジョイントあたりの高さと、一の甲って土踏まずの上の高さががどれだけかってところは頭に入れたほうが良いかなと思う。

 長さを充分確認したうえでの話だが、

・ボールガースが大きくて幅が広い人はトリッカーズでもサイズキープ。

・一の甲は無視で良い。羽根が閉じるか広がるかってだけ。

それだけ。

ストウに関しては一の甲に結構余裕がある。

だからつま先の幅を優先しないと神経がおかしくなる自分はそちらを優先した結果相当に靴の甲に余裕があるから羽根が閉じる。

完璧なフィッティングを求められないからあくまで参考程度にしてほしい。

それでもボールガースあたりも結構ギリではある。試しに薄手の中敷きを入れたら窮屈なくらいにはなる。今は要らないが沈みすぎたら足してみようと思う。

 ギチギチの靴履いてタイトっていう向きもあるけど、ウェルトにアッパーがはみ出るようなのは特殊な靴じゃないとナシ。

自分のザンバランは外から見ると肉厚さからそういう風に見えるんだけど、中の空間的にはそうはなってない。

 ただ、足幅が狭いうえで囲いの小さい、容積の少な目な空間の靴に足をねじ込んで沈み込みを待つのはアリっちゃあり。でも1,2㎜しか変わらないからね。どんだけ足が大きくても30㏄とかしか変わらないんじゃね?卵一個分行かないでしょ。

足や体を壊す前にむちゃなギチギチフィットはやめるべきだと思う。

コルセットみたいに締め上げるなら良いと思うけど、血も神経も圧迫し続けるのはなあ。

 長さ方向の余裕のなさはいきなりハンマートゥとかにつながるし、神経も腱も痛むし最悪骨折する。

横方向はモートン病や外反母趾内反小趾につながるからナシ。

 

・革や縫製

 硬めのカーフで、一般的な紳士靴を単純に厚くした感じなのでなじませるのは確かに大変かもしれない。

しばらくはクリームで柔くしつつ、きつめに紐を縛って履こうかなといったところ。

縫製も強めだから、2,30年履いてる人が居るのも納得といった印象。

 ストームウェルトも個体によっては隙間が大きいとかあるみたいだけど今回の物は特段破綻が無いし、残念メダリオンでもなかったからよかった。

 

・硬さ

 アッパーはかたいが底は80㎏の自分からすると全然硬くない。

60㎏とかの人だと多分相当硬く感じる。

歩き心地は履き下ろしてないから未評価。

 

・総評

カッコイイのですべてよしというところ。

最初はタンの硬さが鬼門かな。

変にピッチピチサイズを選んで失敗した美品が中古で結構並んでるからその辺からいいヤツつまんで買えばお買い得。

長いこと履きこんでいい具合にエイジングさせていきたいな。

さーどこかに歩きに行こう。