ドワーフがたまに書くアレ

ドワーフの日記

気分転換

 豊田市は松平の総合野外センターから望む六所山と焙烙山へ。

どちらも林間学校とかで使われる程度の山なのでハイキングにはちょうど良いと思って選定した。

ちょっとした低山ハイクだが、ずぶの素人(自称)の友人と行ったので、いろいろとおせっかいを焼きながらの山行となった。

自分も近所だが初めて行く山だったのでちょっとワクワクしていた。

 

 自宅からすれば1時間程度のドライブで、通勤路と被るところもあるので慣れたもの。

本来ならそれなりに観光地でもあると思うが、特段有名な景勝地でもないから休日は道も空いていて、冒頭の総合野外センターの駐車場は閑古鳥。

キャンプのオンシーズンであればもっと人も居るのだろうが、桜も散り、林間学校の時期でもないから当然か。

 

 2人としかすれ違わなかったので、キャンプオフィスの管理人と思しき人と含めて6人で山3つとキャンプ場をシェアしたような形で快適だった。

個人的には気分転換と、履き慣らしの進んでいないフジヤマと、激安カーボントレッキングポールのテストがメイン。

 

 気分転換ということでペースも遅め。

と思ったが事前に立てた計画よりかなり早く終わってしまったのでオーバーペースで敗北。

2時間かけて一つの山と考えてコースを見ていたが、現地についたら看板の通りに進んで急だけど短いコースを選んで帰ってしまったからだ。

4コースあるうちの2つで往復したが、体力のある友人からすれば楽だったようだ。

もう一人行く予定だったがそれは次回に持ち越し。

 

 六所山のカモシカコースは初という人には足運びのトレーニングになって良かったと思うが、体力に自信がないという人には少ししんどいかもしれない。

単純に危ない部分もあったから、行くならだれかと一緒に行く方が良い。

とはいえこの程度か、といったところ。

 

 駐車場の標高は体感で300mくらいだがあってるだろうか。頂上までが短かった。

ちょっと物足りないが、午前中からちょこっと上って帰ってくるには良いところだ。

ところどころに休憩がとれるエリアがあるので、人が居なければ本当に快適。

 

ハイキングコースというには少し整備が行き届いていない部分もあるし、強風の日がままあった週というのもあって倒木が多かった。

25㎝くらいの木が何本か腐って折れていたので、避けたり除けたりしながら進んだ。

 

 林道からカモシカコースで1時間と少しで、休憩や寄り道で30分程度余計にかけて、山歩きとはこういうものというのを少し体験してもらったが、これくらいの強度ならきつすぎて嫌、という風にならずに済んで良いと思った。

アスファルトを踏まずに行き来できたのもちょうどよかったなと感じた。

交通アクセスもそれなりに良いので、誰かを連れていくならちょうどいい。

入出を間違えなければ遭難までは行かない比較的安全な山だ。

ここでトレーニングして別の山に行きたいと乗り気だった。

長く楽しめる運動として是非楽しんでほしい。

2つ登っても時間こそ長いが体力に限界が来るほどじゃない。

 

 自分の運動不足とポールの使い方の不慣れで全身が筋肉痛となった。

杖の突き方は慣れていると思うが、I字のポールを両手で使うというのは実は初めて。

今までは両手はショルダーストラップをつかむものだったが、推進力にもできるし、下りではそれこそ転ばぬ先の杖として使えるので非常に得るものが多かった。

 

 杖のロックボタンが緩すぎてあるタイミングでは勝手に縮んでしまったり、ロックレバーが緩くて縮んでしまったりと品質に問題のある杖だったと思うが、とにかく楽だ。

もともと上半身の筋力はある方だが、今まで同じような強度で歩いたら足の疲労度は倍増するよなと考えると、一つ持っておいて損はないなと思った。

もう少し使いこんでみて杖がいかれるか、ロックボタン問題が解決しなかったらちゃんとしたメーカーの物を買おうと思う。シナノとか。

 

 フジヤマの履き慣らしというところではこの靴は全く足が痛くならない。

つま先も余裕があるサイズでフィッティングしたから安心できた。

ただ、逆につま先に余裕がありすぎるきらいがあって親指が少し遊んでいる感じ。

痛くなるほどじゃないが多少気になる。

つま先に半敷きを入れるかして調整すれば全く問題ないだろうから、今後何度か使ってみて気に入らなければ調整する。

 また、ワックスを入れた効果もあるのか全く水が気にならないし、ナノクリームを使ったからか撥水もバチバチでよかった。

流石につま先は傷だらけになったが、ブラッシングで戻る程度。

使い始めだからメンテをし直した。

しっかり水洗いしてクリームを入れたら元通り。

ただ、少し革が柔らかくなりすぎた感じがするので、今後のメンテナンスはもう少し間を置いてやろうと思う。

しばらくは汚れ落としとブラッシング程度に控える。

あんまり柔らかくなりすぎても今度は強度や履き心地に問題が出そうだからね。

やるにしても油分を入れすぎないようなやり方にしたいところだ。

 

 いい週末になった。

まだ筋肉痛が取れないが、心地よいものだ。

腰も痛くなっていない。

荷物も総重量10㎏を持っていこうと余計なものをカバンに入れていったが、ポールの力もあって12㎏くらいなら1日余裕で行けそうだ。

 テント泊なんかをやるようになったらもう少し大きいものを買おうと思って10年くらいたつが、その間に5年は捨てているので、チャレンジしてみるのも良いなと思い直した。

幸い少し財布に余裕ができたので、心機一転やり直しても良いだろう。

 ハンデに負けない体力づくりをしていかねばならない。

あの時と比べたら膝もそう砕けないし、しびれこそあれ動けなくなるほどじゃないので良好だ。

この調子で体力をつけていけば人に迷惑をかけないように登って下ることができるだろう。