ドワーフがたまに書くアレ

ドワーフの日記

マウンテンライト購入とか

☆書き出し

 いろいろあって買ってきたダナーのマウンテンライト。

先週別店舗に言ったら系列店で置いてあるところ紹介されたので早速行って来た。

そこでフィッティングをしっかりやってきっとこれなら間違いないというサイズであるところの9.5EEを選択した。

 下調べでインソールがないのは織り込み済みなので、試履き用にインソールを持っていこうとしたのだが普通に忘れた。

多分もっていってもあんまりいい顔はしないと思うけどね。

店からすると新品でなきゃどんなレベルの清潔感かわからんしね。

 んで店員さんに言って適当なインソールを借りて10分くらい考えて9.5にした。

10だとかかとが若干浮く感じがあったから。つま先の余裕度を考えると10の方がよかった説もある。9.5だとインソールなしで10㎜くらいの余裕感。

まー山屋さんとかいくと石畳用意してくれてたりするから、カジュアルな店だとそれくらいが限度やね。商品知識はないが靴が好きって感じの店員さんだった。朝イチからありがとう。

 ちなみにオマケでライトとかも試した。ハーフインソール付きは少し違和感あるねえ。

ビスマルク3は実物見てかっこいいけどやっぱり趣味じゃないなとおもったよ。

 

 ちなみに自分は170㎝84㎏の大デブで足のサイズは足長27㎝、周囲27㎝、足幅11㎝の扁平甲高デブ足。足首も相応に太い。

日本人にありがちな特徴をすべて詰め込んでレベルアップさせたような足で、シリオによると4E~2Fとかいう規格外サイズを買えって言われる感じ。

そう考えるとまあ登山靴はシリオでオーダーだな。

 

☆箱

久しぶりにデカい箱の靴を買った

 店員が高すぎて数売れないんすよねとは言っていたがラベルがはがれる程度には長期在庫だったみたい。某ECサイトではマウンテンライト2が54000円だったから2万くらいたけえ。

 

☆外観

デデーン

靴を机に置くってあんまりないな

 机が汚すぎるのはおいておいてかなりのボリューム感。

クロムエクセルレザーとかいう商標で売ってる革を使ってるので小端に色が入ってないのがアクセント。まあ油が沁みていくと色がこくなるからこの切りっぱなしの色は今日が最後だ。ドブ漬けにしてやる。今のところラナパーでいくつもり。

 年一くらいで洗うかなー。でもサドルソープとか結構臭いがきついやつ多いよね。アクロンとかオシャレ着洗剤とかかなあ。あとハンドソープ。

 

☆内装

インソールがない

 ゴアテックスのライニングが底まで行ってる珍しい構造。

この状態で履いても違和感は特にない。むしろ良い。

 

☆ワンポイント

所謂白タグ

 アッパー縫製時の位置決めなのかタグの上に山が二つあるが気にならない。

革の質もよさげで柔らかいから気にならないね。

ちなみにインソールが無くても履き心地が良い。

タグはラベル貼り付けで標準的だと思う。

ライトとかみたいに星条旗タグが付いてなかった。

あってもなくても良いが。箔押しはあるしな。

あーでも日本製のやつだったら日の丸タグは外人受けよさそうやな。

 

☆アウトソール

靴底はビブラムのクレッターリフト

 室内で履くっていうお下品なことができるのも一応新品だからだね。

ウェルトの小端処理が甘いから磨いてもいいかもしれない。切りっぱなし。

フィニッシャーをかけたあとの切粉がブロックの間に入ってるので品質管理は日本人的な感覚からするとイマイチ。

どうせ歩いたり手入れするうちに気にならなくなるからどうでもよい。

 こんなナリして結構柔らかい。

多分減りが早いのでもう次のアウトソール探しを始めてる。

ミシュランのディフェンスソール試してみたい。

メーカーで普通に交換すると14000円とからしい。

どこでやっても1万円を少し超えるくらいなので、ミッドソールまで行かないうちに交換するつもり。

 

☆日光下では?

実際に履いてみた

 公式サイトもそうだけど、光が当たらないとかなり黒に見える靴だなと思う。

ダークブラウンの色味が濃いめだけど、陽の光とか当たるときちんと茶色。

もう少し赤みがかってるとエイジングしたときの色味がもっと良くなりそうだな。

傷入れたらショックで寝込みそう。

 

☆靴紐

 靴紐はゴールドレッドが純正でついてくる。

緩みにくいし密度高めで良い感じのアクリルヒモ。

ワークブーツ用って言うと出てくるヤツで、結構ゴワゴワ系のやつ。

しっかり絞ると指が痛くなる感じのヒモ。

買ってすぐの気分転換に変えたくなったが160㎝の靴紐ってあんまり売ってないねえ。

しばらくはこのヒモを使って、適当なヤツを買ってみたいところ。

純正のシューレースは63インチが同等品。スタンプタウンとかABCマートで1500円くらいか?代理店は安いな。並行品は3500円とかする。

ロイヤルブルーのヒモが欲しい。メレルっぽいかんじになりそうで(引きずり)

 

☆手持ちのインソールをとりあえず入れる

汚いけど検討したインソール。全部メレル

 で、懸案のインソール。

純正のフットベッドも同時に買うつもりだったが在庫なし。

 ということで見繕ったがこれぞというやつが無いので一旦ペンディング

左からジャングル、レルム、カメレオンからはぎ取ったカップインソール。

スマホ含むデジタルカメラだと生地がモアレ縞になるのは仕方ないね。

それぞれかかとで3㎜、9㎜、5㎜の厚さがあるのでだいぶ悩んだ。

 ジャングルのやつはメレルオリジナルの物で裏面に筋がいくつか入っていて通気性を確保してる感じ。でもクッション性はほぼなし。

ソリッドな代わりに安定感が結構あって良い。

靴側でクッション性を確保してるならアリ

 レルムのやつはクッション性抜群だけど厚すぎてコレ入れるなら28にしないと窮屈。

歩き始めると沈むので使えなくはないがフワフワしてちょっと不安定。

深めで履き口がしっかり絞れる靴なら良い。

 カメレオンのやつはオーソライト製でクッション性もちょうどいい感じ。

多少ふわふわするが今のところの本命はコレ。

 

☆履き心地

 本命とかいっといて3時間ほどの履き初めに使ったのはジャングルのやつ。

全然コレで充分だけど時間が経つにつれてかかとに疲労を感じるので次からやっぱりオーソライトかなって感じ。

 で、靴自体の履き心地としてはバッチリだと思ったよ。

蹴り出しも良いし重さも感じない。

運動不足による不具合の方が圧倒的に強いね。

 インソールなしでも履き心地自体は良いが、かかとに衝撃が結構くるなーって感じの感触で、やっぱりあったほうが良いなと思った。

都合3時間。

あとゴアテックスでもベンチレーションがなきゃ蒸れるものは蒸れる。

 

☆サイズ感

 ナイキと比べると~とかスニーカーはどれどれ~みたいな比較はあるけど、愛用のメレルのサイズ感と比べるとほぼ同じと考えて良しって感じ。

ちなみに自分はナイキもリーボックも28.0で、プーマは29.0。

具体的な銘柄は覚えてないがな。

 メレルでいうとジャングルとジャングルモックはUS10EE、カメレオンはUS9.5EE、レルムはUS10EEで、今回はピッタリが良いのでUS9.5にした。インソールを入れるとほぼ同じ履き具合。

レルムだけ小指の付け根がちょっと圧迫感ある。

メレルが捨て寸ある説もあるけど、同じサイズ選びで良いかな。しいて言えばハーフサイズ落とすか、って具合。

インソールも長さ自体はほぼ同じ。

9.5のカメレオンのインソールは足先に1~2㎜隙間ができるかな?

10の方はぱつぱつになるから、メレルでいうと9.75みたいなかんじ。

 

☆フィッティング

 サイズ感の方でメレルを履いてる人なら同じでヨシって感じなのだけど、10のメレルが多少窮屈だなあと思う人はダナーの10だとピッタリだと思うし、28のメレルでピッタリだなって人はダナーだと10は少しゆったり目になるかもしれない。ほんとにわずかな差だと思うんだけどね。俺の個人的な感想。

 でもこれはインソールを入れた時の話で、マウンテンライトとフィールドみたいに付属してないモデルをそのまま履くとなるとハーフサイズ落としたらピッタリだと思う。

インソール入れるなら同じサイズにして、数㎜のインソールを入れるのが良いと思う。

実物でフィッティングできないなら参考にどうぞ。

 あとはまあ革の伸びは多少期待できるが、沈み込みは期待できないので、考慮しなくてよいと思う。だから新品時にピッタリなものを選ぶのがよさそう。

ただしむくみ分は考慮に入れたほうが良いと思うね。

自分の場合朝は9.5でピッタリ、夕暮れ時はすこしきつい?って感じがしなくもない。

それこそ革がなじんできたら気にならなくなるかな。

これ以上太れないぞー。

今回厚手の靴下で選んだから薄いヤツにするとまた印象は変わると思うが。

 

☆総評

・価格

 7.5万円と高い。低下がUSD440なので5万円くらいなら銘柄が違っても納得できるなーって感じ。為替って残酷よね・・・昔多少儲けた分は使い果たしたな。

量販価格の靴ならリソールは躊躇するがこれなら躊躇せずにリソールできる。

・履き心地

 良いが極上を求めるなら今時のハイテク系が圧倒的に良いが、耐久性や修理性を考えるとトレードオフ

どれだけやっても既製品の革靴は既製品でしかない。

もっと上を求めるなら木型からオーダーしないと完璧ではない。

癖なく履き心地良いといえる程度には良いよ。

・重さ

 これもトレードオフ。リソールできる靴はどれも重い。特にゴムソールは仕方ない。モデルによっては軽いスポンジ系のソールのやつもあるので、組み合わせを選ぶのは面白いかもしれない。

・疲れにくさ

 歩きやすさから履いたら軽く感じる。

ミッドカットの靴の中では足さばきも良く疲れにくい。

指に力を入れないように歩ける程度に慣れればかなり楽だと思う。

靴擦れもしないので

・一生モノか?

 と言われるとテセウス船問題。事故がない前提だが手入れをしていけばかなり持ちそう。それに出先で逝かれてもソール交換程度ならほぼ確実にできるのは美点。

ただ、構造が昔ながらなのでファクトリーじゃなくても修理できるから、靴修理屋が居なくならない限り大丈夫。なくなったら自分でやればOK

・誰が買うべきか?

 これがカッコイイとおもうギアオタ。

所有欲を満たしてくれるものが欲しい人。

ハイキング程度のアウトドアをする人。

革好き。

アメカジ好きの人。

といったところか。

まあワークブーツっぽいのが好きで、ちょっといいものが欲しいなと思ったら買うと良い。

 

 といった感じで4000字も書いてしまった。

ダナーの別のモデルもカッコイイなーと思うやつはあるが、一旦コレで悪い虫は収まるはずだ。